重箱式巣箱の作り方

福島の桃・あんぽ柿(干し柿)産直販売=大武農園



日本蜜蜂の捕獲・飼育兼用重箱式巣箱作り
他の人が作った巣箱を参考にして、
いろいろとオリジナルの工夫を取り入れて作るのが良いとおもいます。
杉板
巣箱製作に使う野地板

使用する板は、国産の杉板です。野地板として近所のホームセンターで購入しました。
サイズは、1800mm×180mm×12mm。
板の幅は採蜜を重視する場合は、180mmよりも120mmや150mm位の方が良いようですが、この野地板が安かった(5枚束で980円)ので、これにしました。

2枚を張り合わせる
野地板2枚を張り合わせる
野地板の張り合わせ方

巣箱は厚めの板を使用したほうが、断熱高価が高まり、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくくなりますので、2枚を張り合わせて約25mm厚の板として使います。

木材の芯の側を外にして張り合わせると良いようです。

板をカットします。
(巣枠部分)
巣枠部分の板を切る
巣枠に使う板

長さ300mmと250mmに、それぞれ同じ数量カットします。
正確にカットしないと、後で組み立てるときに歪んだり隙間ができたりしてしまいます。

巣枠の組み立て
巣枠の組み立て

カットした板を組み立てます。
なお、巣が落ちないように、巣落ち防止棒を十字に入れると安心です。
組み立てには、釘よりもネジ(コーススレッド)を使ったほうが良いと思います。丈夫だし、板を外すことも簡単なので・・・。
外径300mm、内径250mmになります。

蝶番を付ける
巣枠に蝶番を付ける

一番下に使用する巣枠部分には、蝶番を付けて開け閉めできるように工夫します。蜂の様子を見たり、巣箱内の掃除、給餌などに便利。
扉部分の下部は1-2mm程度を鉋(かんな)などで削っておきます。

底板の製作
巣箱・底板の製作

長さ360mmに切った垂木(2×4材など)2本に、長さ300mmに切った野地板2枚をぴったり並べて貼り付けます。そして、5.5mm厚のベニヤ板を「コ」の字型に貼り付けます。
巣箱のズレ防止のために外側にガードレールのように木枠を付けても良いと思います。

「コ」の字型の上に巣枠を載せて使用します。ベニヤ板の5.5mmと、鉋で削った1-2mmを合わせて約7mmの隙間(蜂の出入り口)ができます。
7mm厚の板があればいいんですが、見当たらなかったので、このようにしてみました。

中蓋の製作
巣箱・中蓋の製作

巣枠の上に乗せる中蓋です。写真は巣枠に載せた所。
スノコのように約7mmの隙間を開けてあります。隙間を開けることで、中蓋の上まで蜂が入ることができますので、この中蓋の上に、外蓋を被せた巣枠を1段載せて、その中を給餌スペースとして利用することが出来ます。また、スムシに侵略されにくくなる効果もあるらしいです。さらには、通気性も良くなると思います。
今回初めてこのタイプを作りましたので、その効果は今のところ不明ですが・・・。

外蓋の製作
巣箱・外蓋の製作(表)
巣箱・外蓋の製作(裏)

中蓋の上から被せる外蓋です。3-5mm程度遊びがあったほうが良いので、少し大きめに作ります。
遊びが大きいと、スノコ式中蓋との組み合わせで、蓋の隙間から蜂が出入りするようになります。蜂が嫌がることは無いようなので、大丈夫だと思います。

写真上・・・・外観

写真下・・・・裏返してみたところ


3段2組の巣箱完成
巣箱の完成

捕獲時には、2段で使用して、蜂群捕獲後に、一番下に蝶番付きの巣枠を(3段目)入れて飼育します。

蜂群が増えて、上の2段が一杯になったら、2段目と3段目の間に巣枠を差し込んで、計4段にして対応します。つまり、蝶番付きの巣枠は、常に一番下の段として使うことになります。

荷造りひもで縛る
荷造りひもで縛る

荷造りひもで全体を縛って使用します。また、新しい板は、ミツバチが嫌うそうなので、表面をガスバーナーで軽く焦げ目をつけてやると、ミツバチの入居率が高まると言われています。

巣枠の横ズレ防止のために、鉢巻のような木枠を各巣枠同士の接合部分に被せると完璧です。
簡単な方法としては、写真のように幅5cm程度の板を縦に貼り付けて巣枠同士を固定する方法もあります。

12mm厚の巣箱
日本蜜蜂(ニホンミツバチ)巣箱・12mm厚

2枚の板を張りあわさなくても、12mmの厚さで充分使用には耐えると思います。作り易いし、軽いし、安上がりなので、今後はこのタイプを量産予定。
このタイプは、野地板を275mmと250mmにカットして組み立て、外径275mm、内径250mmの巣箱にします。

巣箱を改造
(採蜜重視型)

これまで1段の高さは、180mmで作ってきましたが、採蜜も考慮して、一部の巣箱を高さ120mmに改造してみました。
1段の容積が小さくなるので、採蜜しやすくなります。
ただし、一番下の段は、高さ180mmのままです。

写真の巣箱は、2009年春の捕獲群を12mm厚の巣箱で飼育し、越冬前の給餌無しで冬越し、2010年春には少なくとも2回分蜂し、現在も元気に活動中です。冬越し期間中は、巣門を狭くする以外の防寒対策はしませんでした。日本蜜蜂の寒さに対する適応力の素晴らしさがわかります。

   

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