大武農園のキュウリ作り
4月
堆肥を畑に入れる。
毎年、キュウリ畑には春先に堆肥を入れます。堆肥は、前年の春に持ってきてもらって、1〜2年間寝かせておいた完熟堆肥です。10アール換算で、5トンから10トンの堆肥を毎年入れて、土づくりをしています。夏に敷き藁にした藁も鍬込んでいますので、かなりの量の有機質が毎年畑に入ることになります。

追記(2006年4月記)・・・最近は随分保肥力が上がってきましたので、堆肥の量は少し減らしています。
キュウリ畑に堆肥を散布
5月
キュウリを定植する畑の準備。銀色の線の入ったポリマルチを張ります。銀色をアブラムシが嫌がるので、アブラムシが媒介するウィルス病対策になると言われています。
右奥に見えているのはマルチの中に仕込む潅水用のチューブ。

なお、堆肥を毎年散布しているので、元肥は塩基バランスを整える程度で、ごく僅かしか入れません。

キュウリ作り、畑にマルチ張り

鉄パイブでできた支柱を組み、ネットを張る準備が完了。この上からネットを張れば、定植の準備はすべてできあがりです。

キュウリ作り、支柱とネット

6月
定植。定植直前の苗は、水を控えめに管理します。そして定植時には、水をたっぷりと与えます。また、育苗ポットの土の一部が地表面にはみ出る程度に浅植えにします。苗の根が少し露出しても気にすることはありません。とにかく、浅植えが基本です。

キュウリ作り、苗の定植

キュウリ苗の定植がすべて終った畑。キュウリ苗は2回に分けて、5月末と7月上旬に定植しています。全部で1100本。面積は約12a。5月植えは株間をやや広めに、7月植えは株間をやや狭めにしてあります。
キュウリ作り、定植完了
定植2週間後。

キュウリ苗、定植2週間後

整枝・誘引
親蔓はまっすぐ上に伸ばして、園芸用紙テープでネットに固定します。5−6節目くらいまでの子蔓は全て摘除します。花芽も10節目くらいまでは全て摘除します。
キュウリ作り、整枝・誘引
敷き藁
通路部分を中耕除草後、ぼかしを追肥して、稲藁を敷きつめます。敷き藁は、雑草を抑え、畑土壌の水分を保持し、降雨時の泥はねを防止し、最終的には畑の有機物の補給になります。
キュウリ作り、敷きワラ
整枝・誘引
(2)
親蔓の7−8節目以上から伸びる子蔓は1節か2節目で止め(切る)ます。また、展葉後、1ヶ月以上経った葉は少しずつ摘除します。
子蔓を1節で切ると、孫蔓が伸びますが、この孫蔓も1節で止ていくのが基本です。
キュウリ作り、整枝・誘引2
出荷用
段ボール作り
2003年から段ボールが変更になりました。今までは、ホチキスのオバケのような封緘針で止めて箱にするタイプだったんですが、リサイクルし易い組み立て式段ボールになりました。時間の余裕のある内に、なるべくたくさん作り置きをします。
キュウリ出荷段ボール
7月
苗を定植して約1ヶ月後には収穫が始まります。

キュウリ作り、定植1ヶ月後

8月
収獲したキュウリはコンテナに入れて、自宅に持ち帰ります。コンテナ1つで約20kg入ります。毎朝5時頃からと、夕方4時頃からの一日2回収獲します。

収穫したキュウリ

箱詰め
持ち帰ったキュウリは等級別に箱詰めします。一箱5kg、箱の重量も合わせて5.5kg以上にします。等級は重さや曲がり具合、傷や変形の程度などによって、6段階に分けられます。

キュウリ出荷、箱詰め

箱詰め完了。
キュウリの収穫が始まると、雨が降ろうが槍が降ろうが、休みは無く、毎日毎日収穫・箱詰め・出荷の作業が続きます。

キュウリ出荷箱詰め完了

9月

台風による強風でキュウリの栽培ネットが倒されることもあります。また、倒されないまでも、強い風が吹くと、キュウリがネットや葉に擦れて傷が付き、商品価値が下がります。さらに、雨に濡れた葉が傷つくことで病気が蔓延し、たちまち枯れ上がってしまいます。
台風による被害もなく、病害虫も少なければ、10月末頃まで収穫が続きます。

キュウリ作り、台風による被害


おもしろキュウリ写真館

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