天日干し(天日乾燥)の米作り

稲の天日干しは二酸化炭素排出量の削減に貢献します。

米の収穫・乾燥作業における二酸化炭素発生量の試算
(中央農業総合研究センター作業技術研究部「農作業におけるLCA評価」により計算)
(玄米収量5400kg/ha・生籾水分25%・仕上げ水分15%)
燃料の種類 燃費
(L/hr)
作業能率
(a/hr)
推定燃料使用量
(L/ha)
CO2発生量
(kg)
バインダー(2条刈り) ガソリン 1.5 9 22.2 51.5
ハーベスタ 軽油 2 20 11.8 30.9
合計 82.4
コンバイン(3条刈り) 軽油 3.5 16.3 30.7 80.4
乾燥機(30石) 灯油 4 32 128 318.6
合計 399
バインダー刈り自然乾燥のCO2削減量は、1ha当たり316.6kg削減、玄米1kg当たり68.6g削減になります。
上記試算は、福島県農林水産部農業振興課研究開発室に依頼・計算していただきました。


米作り作業の様子〜福島の桃・あんぽ柿(干し柿)産直販売=大武農園
「コシヒカリ」を自家用に作っています。
肥料は自家製の発酵肥料のみ、農薬も必要最小限を心掛けています。

4月・田起こし。

田んぼを耕します。20年〜30年くらい前のディーゼルエンジンの耕耘機を使っています。

育苗

自分で種まきはせずに、緑化苗を育苗センターから受け取ります。中苗といって、少し大きめに育ててから田植えをするための苗です。田植え後に活着・根張りが良くなり、美味しい米が取れます。

5月上旬・畔塗り(くろぬり)
畔塗りをします。土手の水漏れを防ぐために泥を練って土手に貼り付けて行きます。けっこうな重労働です。

5月上旬・代掻き
代かきをします。田んぼに少し水を入れ、土がトロトロになるまで耕耘機で歩き回ります。
田んぼ全体が高低差が少なく平らになるように仕上げなくてはなりません。

5月15日から20日頃・田植え
田植えをします。2条植えの田植機を使っています。

8月・出穂
8月になると、穂が出て花が咲きます。

9月・溝堀り
水を落として、溝掘り。傾斜地の田んぼなので、山側の部分に溝を掘っておきます。こうしておくことで、水が抜け易くなり、機械での稲刈りが可能になります。溝の中には、カエルはもとより、ドジョウ、イモリ、ヤゴ、ゲンゴロウ、コオイムシなどが棲んでいます。

10月・稲刈り
一条刈りのバインダーを使っています。刈り倒した稲束は、約一ヶ月の間、杭架けにして乾燥させます。

杭掛けの手順1

杭には膝の高さ位の所に横棒を着ける。

杭掛けの手順2

稲束を4つ、横棒に架ける。

杭掛けの手順3

4方向から順番に2束ずつ、乗せていく。


架け替えは、1週間から10日おきくらいに、合計2回。

架け替え前。

稲刈り直後は、稲穂が出るように架けておく。

架け替え後。

1回目の架け替えで、切り株が出るように架け替える。2回目の架け替えで、左の写真のように、稲穂が出るように戻す。向きを変えながら稲穂側ばかりを出すように架け替えても良いんですが、稲穂側を出したり切り株側を出したりするのは、昔、わら細工に稲ワラを利用した時代の名残だそうで、この方が藁が完全に乾燥します。

10月・脱穀・籾摺り

ハーベスタを使って脱穀をして、籾すり機にかければ玄米になります。

11月・精米

玄米を精米器にかければ白米のできあがりです。


福島の桃・あんぽ柿(干し柿)産直販売=大武農園へ戻る